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教育とは何か?

L-職長教育

非常に馴染みの深い言葉である「教育」という言葉について、今回は掘り下げてみましょう。

「教育」=「教える」+「育てる」

教育という言葉は、2つの言葉から成り立っています。

「教える」と「育てる」です。つまり、教育は、「相手を教えて、育てること」と言えるでしょう。

ポイントは、「教える」だけでは、「教育」とは言えないことです。
教えただけで、育てていなければ教育したということにはなりません。

さらに、「教える」と「育てる」の意味も理解しておきましょう。

教えるとは何か?

教えるとは、知識や技術の伝承のことを言います。英語では、”Teaching”に該当します。

つまり、相手が知らなかったことを伝えたり、できなかったことを伝えることです。

前者は、機械や設備の構造、原料の危険性、関連する法律などを伝えることです。これを「知識教育」と言います。知らなかったことを知れるようになる。

後者は、作業のやり方、設備の操作の仕方、点検の仕方などを伝えるです。これを「技能教育」と言います。できなかったことをできるようになる。

つまり、「知識教育」と「技能教育」が「教える」にあたると理解すればよいでしょう。

育てるとは何か?

育てるとは、相手の能力を引き出すことを言います。英語では、”Coaching”に該当します。

つまり、教えた知識や技能を仕事で使いこなせるように、サポートすることです。

相手が育つには、相手の才能を引き出してあげる必要があり、相手がうまく育つかどうかは、上司によるサポートがポイントになります。

知識や技能は身についているのに、やらなかった、やらなくなった場合には、行動を変えるための意欲や心構えを育てる「態度教育」が効果的です。

さらには、教わった知識や技術を実践しながら、最終的には「自ら学び、自ら考え、自ら行動する」ような人材になるように育てます。

教育の目的は、相手を育てることにある

以上を踏まえて、「教育とは何か?」についてまとめたいと思います。

教育とは何か?

「教育」とは、「教える」と「育つ」からなり、必要な知識や技術を相手に伝え、それを仕事に活かせるようになるまでサポートすることです。

相手の行動を望ましい行動に変化させ、自ら創意工夫や改善を行いながら、成長できるようになるまで導くことが「教育」です。

教育の目的は?

教育の目的は「相手を育てる」ことにあります。最終的に相手が「育った」という結果が重要です。

つまり、「教える」ことが目的になってはいけないということです。「教える」ことは相手を育てるための手段であることにを理解しましょう。

社会人教育においては、相手から職場の業績向上につながる「望ましい行動」を引き出し、最終的には「自ら学び、自ら考え、自ら行動できる」自立した人材に育て上げれば、教育の目的を果たしたと言えるでしょう。

また、製造業においては、労働安全の防止、品質の向上、効率の向上につながる行動が、「望ましい行動」と言えます。相手からそれを引き出し、自ら工夫しながら成長できる人材に育てることを目指しましょう。

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